こんにちは!ダイエットカウンセラーのさなです。
サバ缶料理は、テレビや雑誌で流行っていますが、流行りものの料理なのではありません。
DHAとEPAが豊富に含まれており、昔も今もダイエットに良い食品として知られています。
では、何故、ダイエットにいいのか?…今回は、これから健康的なダイエットをして美ボディになりたい人のために、「サバ缶ダイエット☆方法と注意点!」をお送りいたします。
目次
サバ缶ダイエット☆方法と注意点!
サバ缶ダイエットの方法と注意点をみていく上で、まず、サバにはどのような栄養分が含まれているかについて基礎知識を知っておきましょう。
サバ(青魚)には、DHAとEPAが豊富に含まれている!
青魚一般のメリットに等しいですが、サバを食べることのメリットは、サバには、DHAとEPAが豊富に含まれており、サバを食べることにより、DHAとEPAを簡単に体内に取り入れられることです。
(DHAとEPAは、人間が自分の身体でつくり出すことのできない貴重な成分と言われています。)
DHAって何?
DHAとは、ドコサヘキサエン酸のことです。
DHAは、わたしたち人間の心臓・脳・目の網膜・胎盤・精子・母乳といった、身体の中でも重要な部分を担っているところにたくさん含まれている人間に必要不可欠な貴重な成分です。
そして、なんと!DHAは、細胞膜の材料にもなっています。
しかし、人間の体内では精製できないため、食事から摂取しなくてはなりません。
それで、食品の中でもDHAが豊富に含まれている青魚であるサバが人々から注目を浴びているのです。
(※ サバは、青魚の代表選手として注目を浴びているのですが、実は、同じ青魚である「サンマ」や「まぐろ(ツナ)」など、青魚全般にDHAは豊富に含まれていると覚えておいて大丈夫です。)
DHAにはどんな働きがあるの?(DHAのメリット!)
それでは、DHAには、どんなメリットがあるのでしょうか。
DHAは、特に、血管や脳によい働きをします。
それでは、詳しくみていきましょう。
血管の若々しさをキープする!
老化が進むと血管壁に老廃物がたまるようになります。
これが進むと血管が詰まりやすくなり、動脈硬化や心臓病になったりするのですが、DHAは、この動脈硬化や心臓病を予防してくれる効果があります。
血液をサラサラにする!
DHAは、血管だけでなく、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
その結果、血行がよくなり、高血圧の改善にもつながります。
また、血栓ができにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の予防もしてくれます。
コレステロール、中性脂肪を減らしてくれる!
DHAは、血液中の悪玉コレステロールと中性脂肪を低下させ、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
記憶力をよくし、脳を活性化させる!
DHAは、脳をつくる主要な成分で、神経細胞を柔軟に保って活発にする働きがあります。
記憶力や知能指数もよくしますので、老若男女問わず取り入れられるといいですね。
また、受験生の母親であれば、積極的に料理に取り入れたくなりますね。
さらに、脳内の血流をよくしますので、認知症の改善や予防もしてくれます。
ストレス・うつ病を改善する!
DHAは、ストレスやうつ病も改善してくれます。
アレルギーを改善する!
DHAには、皮膚のかゆみ、しっしんなどの症状を緩和する働きがあります。
また、アトピー性皮膚炎や花粉症などの炎症を鎮静させるはたらきがあります。
サバは何故、ダイエットにいいの?
DHAが血管や血液、脳によい働きをすることはわかりました。
では、何故、サバはダイエットによいのでしょうか。
サバは、痩せホルモン『GLP-1』を豊富に含んでいる!
サバには、特に血管や脳に良い働きをするDHAだけでなく、痩せホルモンと呼ばれるGLP-1という成分も豊富に含んでいます。
痩せホルモン『GLP-1』って何?
GLP-1は、グルカゴン様ペプチド-1のことです。
GLP-1は、現在は、糖尿病の治療薬としても使われていますが、インシュリンの分泌を防ぐホルモンのひとつです。
GLP-1にはどんな働きがあるの?(GLP-1のメリット)
それでは、GLP-1の働き(メリット)をみていきましょう。
満腹感が得られる
脳の満腹中枢を刺激してくれるので、食べ過ぎを防いでくれます。
血糖値を下げてくれる
腸内での糖分の吸収を抑えてくれて、血糖値の上昇を防ぎます。
このようなことから、GLP-1は痩せホルモンと言われるようになりました。
インシュリンについて詳しく知りたい人はhttps://megami-body.com/tei_insulin_diet/
(低インシュリンダイエットについて)
EPAって何?
EPAとは、エイコサペンタエン酸のことです。
EPAは、小腸で脂肪を分解する細胞を増やす働きがあります。
そして最近になって、EPAが、小腸で痩せホルモンであるGLP-1を出しやすくしていることがわかってきています。
このEPAを、サバはたくさん含んでいるのです。
生のサバよりもサバ缶のほうがよいメリット!
それでは、生のサバよりもサバ缶を食べたほうがよいメリットをみていきましょう。
EPAは、油や水に溶けて流失しやすい
EPAは水に溶けやすい性質があります。このため、サバを油や水で調理すると、EPAがサバから油や水に流れ出し、失われてしまいます。
また、EPAは、光や酸素に当たると酸化しやすく失われやすいのです。
けれども、缶詰のサバは、缶にサバを詰めたあと、空気を抜いて加熱処理をするため、DHAが流出せずに缶の中に丸ごと残っているというメリットがあります。
缶詰だとカルシウムが豊富な骨まで食べられる
缶詰だと、骨までやわらかくなって入っていますので、カルシウムが豊富な骨まで丸ごと食べられることもメリットです。
サバ缶ダイエットの効果的な方法
厚生労働省では、DHAの摂取量は、1日に1gとされています。
サバ水煮缶でDHAを1g摂取するには、56gのサバ水煮缶を食べるというのが基準になっています。
なので、190gのサバ缶であれば、だいたい1/3缶となります。
今までの食事の中で、一日、一食を、サバ缶に置き換え、年齢、体重に合わせて1食にサバ缶1/3缶~1缶を食べる…という方法が、最も健康的なダイエット方法となります。
サバ缶は、1日のうち、いつ食べるのがいいの?
サバ缶は、1日のうちで最も吸収のよい朝、食べるのが効果的です。
サバ缶は、野菜と一緒に食べよう!
サバ缶は、野菜と一緒に食べると、食物繊維が摂れますので、さらに効果的です。
サバ缶は、汁ごと食べよう!
サバに含まれているDHAやEPAが汁に流れ出ていますので、汁は捨てずに料理に使い、食べるとさらに効果的です。
サバ缶ダイエットのデメリット・注意点
サバ缶にはたくさんの栄養がはいっており、食べやすい食品ですので、メリットがたくさんありました。
いっぽう、サバ缶をダイエットに頻繁に用いた際のデメリットや注意点はどういうところにあるのでしょうか。
カロリーが高い!
サバ缶は、意外にもカロリーが高いので注意が必要です。
さなも時々、サバ缶料理をつくっていますが、いつも使っているのは、マルハニチロのサバ缶です。
そこで、こちらのマルハニチロのサバ缶を例にとってみてみても、1缶(200g)あたり360キロカロリーもあります。
なので、1食を2人分で1缶ならOKですが、
1人分で1缶まるごと使ってしまうと、ほかの料理と合わせて食べあわせた結果、1食あたりの適量のカロリー量オーバーになってしまい、逆に太ってしまう危険性があります。
食べ過ぎには、注意しましょう。
容器の危険性
次に、容器が危ないという危険性についてです。
あなたはBPA(ビスフェノールA)というのは知っていますか?
BPA(ビスフェノールA)は、環境ホルモンのひとつで、食品を入れる容器によく使われるプラスチック製品の樹脂原料として利用されている化学物質です。
このBPA(ビスフェノールA)は、熱を加えることで溶けだし、中にはいっている食品の中にはいってしまいます。
その後、体内にはいると、乳がんや生殖異常、心臓病や糖尿病などの原因になる人体に害を及ぼすものなので、できれば避けて通りたい物質です。
缶詰といっても、すべての缶詰製品が人体によくないのではなく、食品を缶詰にしたあと熱処理を加えたものが容器からBPAが溶け出しています。
つまり、炭酸飲料など、缶に入れたあと熱処理をしないものは安全ですが、魚の場合は、工場で缶に入れたあと、殺菌処理をするために熱を加えますので、このときに、BPA(ビスフェノールA)が中の食品に溶けだしているということです。。
缶詰工場では、その対策を取っているところもあり、
マルハニチロさんでは、その熱処理を短時間で済ませるよう工夫して缶詰をつくっているそうです。
(出典:マルハニチロさんのホームページより)
なので、さなは、サバ缶料理をするときは、なるべくマルハニチロさんのサバ缶を使うようにしています。
そして、サバ缶料理をしない日は、サプリメントでDHAとEPAを摂り入れています。
まとめ
サバ缶ダイエットの方法と注意点をみてきました。
サバ缶は、中性脂肪を減らしてくれるDHA・EPAが豊富に含まれているからダイエットに最適!とうたわれているということがわかりましたね。
そして、意外とサバ缶はカロリーが高いため、食べ過ぎに注意しないといけないことも知りました。
そんなことから、さなはサバ缶料理を食べるときは、先に野菜、そして鯖缶料理を食べるようにして、ご飯は最後にしてご飯の量が少な目になるように工夫しています。
そんな風に、食べる順番を工夫するなどし、美味しくいただけるといいですね。
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さて、ここからはお知らせです。
もし、サバ缶料理を食べていたけど、
さすが、毎日は続かないよ…という人は、
サバ缶料理を毎日食べなくても
サバにはいっている同じDHA成分とEPA成分の摂れるサプリメントがあります。
青魚料理はたまにしか食べない…という人も、サプリメントでDHA・EPAを摂る方法がありますので、
興味がありましたら、こちらの記事をご覧ください。